男性にとって、自身の陰茎はシンボルという位置づけにあることでしょう。他者と無意識に比較をしており、大きいにこしたことはないという考えが一般的です。日本人男性の場合、約90パーセントが仮性包茎であるという統計が、1999年に日本泌尿器学会が発表しました。これによって一躍、包茎手術が脚光を浴びるようになったほどです。
包茎手術は医療機関だけでなく、メンズクリニックや美容外科でも実施されていて比較的簡単な手技で実施されています。ところが糖尿病疾患を患っている方に限っては、必ず医療機関で包茎手術を受けないといけません。その理由は、糖尿病を患っていると勃起することがないので、必ず切開手術という手技を使われるからです。昨今の包茎手術は、レーザーやピーリングが主流となりました。
メスを使用しないので日帰りで完了させることができ、当日のうちに入浴をしても構いません。しかし、外科的な切開手術となった場合はその限りではなく、縫合と入院をしないといけないわけです。このため、糖尿病疾患を有してる方は大学または総合病院で入院をおこない、泌尿器科か形成外科で手術を受けるのが基本です。医療機関で包茎手術をする場合、自己申告で治療を申し出ると全額自己負担となります。
もしも何かしらの疾患を発症していた場合は治療というのが前提になるので、社会保険に加入をされていれば3割負担です。包茎は病気ではないので、治療は必ずしも必要とはいえないものです。