包茎になる原因は、親から遺伝するケースが一般的です。親から受け継いだ遺伝子により、亀頭を保護する包皮の量が多くなったり、亀頭を外に出すための包皮口が狭くなったりし、包茎になってしまいます。ただ、中には生活習慣病が包茎の発端となることもあり、糖尿病が原因でなってしまった包茎を糖尿病性包茎と言います。高血糖状態になると、血の中は水の中に砂糖を入れたみたいにドロドロ、ねばねばしているため血行不良を引き起こします。
血の流れが悪いと包皮に栄養が酸素が行き届きづらくなり、炎症を起こしてしまうのです。炎症、裂傷を繰り返すと包皮が硬くなり、包皮輪という皮の先端の出口がきつく狭くなってしまいます。これを繰り返していくと、最終的にはカントン包茎や真性包茎になってしまうというわけです。糖尿病性包茎となってしまうと、自然になおることはほとんどありません。
そのため、できるだけ早く包茎手術をおこなうのがおすすめです。具体的な治療方法は、炎症部分や亀裂が生じた部分の包皮を切除していきます。包皮や包皮口に炎症ができ、亀裂が発生すると、排尿時や性交渉時に痛みが発生します。包茎手術をおこない、治療をすることで包茎だけでなく、痛みなどを緩和させることができるでしょう。
包茎手術手術で問題のある部分は切除できますが、包茎の原因である糖尿病を改善しなければ、また再発してしまいます。そのため、包茎手術をおこなう際は、糖尿病の治療も並行しておこなうことが大切です。