糖尿病を持病に持っていると、包茎手術に支障になる場合があります。その状況とはそもそも手術の適応にならない状況と、手術をする前提に治療が必要な状況の二つに分けることができます。それぞれのシチュエーションごとの留意するべきポイントを抑えておきましょう。まず包茎手術の適応にならないというのは、血糖値のコントロールがうまくいっていないというものです。
具体的には血液中の血糖値が300をこえるような場合には、そのままでは包茎手術の適用対象外になります。なぜなら血糖値が高いと手術の傷の回復が悪く、手術部位が化膿などの感染症の発症リスクが高くなる事が理由です。もう一つ手術の前提に局部に別途治療が必要な場合とは、糖尿病性包皮炎などを発症している場合になります。糖尿病になると免疫能力が低下するので、感染症を発症しやすくなるのです。
包茎のかたでは包皮にチコウがたまりやすく、最近にとっての餌になる成分が豊富です。健常な方でも包茎の場合、包皮炎を発症することがあります。ましてや免疫能力が低下したコンディションでは、慢性化する傾向があります。さらに糖尿病治療の一貫で糖分を排出させる作用のある治療薬を服用していると、尿道や包皮がダメージを受けて同様の炎症が発症することも。
これらの薬の作用で糖分が排出されるときに尿道や包皮を傷つける作用があるからです。このように糖尿病を持病にしている方は、包茎手術に臨むに当たり全身のコントロールに注意を払う必要があります。